パラサイト・ラブ
その男に続くように立ち上がった私の腕を止めたのはさっきのバーテンで、私の耳元で小声で囁いてきた。
「行かない方がいい。アイツは危険な男です」
「忠告ありがと。でも今日はもうどうなってもいいの」
「数人の男にまわされてもですか?」
「え…」
その言葉で一瞬にして酔いが引いていった。
男は出口付近に居たものの、なかなか来ない私にしびれを切らしたようで店内に戻ってくる。
そして私の腕を強引に掴み連れ出そうとする男。けれど必死に抵抗する私。
その場はまさに修羅場と化した。