パラサイト・ラブ
もみ合う私達の間に割って入ったのは、またも若いバーテンだった。
私はとっさに彼の後ろに隠れた。もう怖くて体中の震えが止まらない。
「お客様。強引な態度はいかがかと思います」
「うるせーよ!客に指図するのか。この女は誘いに乗ったんだ」
「彼女はかなり酔ってらっしゃいました。正常な判断が出来なかったと思われます」
「はあ!?お前に関係ねぇだろ!」
男の拳がバーテンの頬にヒットする。よろけながらも彼は後ろにいる私を守ってくれた。
その後すぐに他のお客さんや、マスターやらが止めに入り男は外に連れ出されて行った。
私は怖くて涙が止まらず、ずっと彼の胸にしがみついたまま泣き続けた。