最後のコトバ



あたし、もしかして考え込ませている?

違うよ、違う。

これはあたしの問題だから、自分で考えるよ。


そう思って首を振ると、皐月さんが間に入った。



「梨華ちゃん、もちろん今すぐ学校へ行く必要はないよ。
退院したばかりだし、精神の方はまだ安静にしとかないとダメだしね。
家にいて、リハビリしよう。
私たちと遠慮なく話せて表情も良くなるように。
学校へ行くのはそれからでもいいよ。
対して役にたたない大人ばかりみたいだから」



病院であった教師とのやり取りわ、近くで見ていたかのように言う。

智史くんが言ったのだろうか。



「あ、もちろん、ずっとここにいていいから。
智史と2人でつまらなかったし」


「ちょっと、何だよそれ」




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