初恋
日向『え、でもりっちゃん高校入ってからってことはもう2年も聖のこと好きってこと!?』


莉瑚《まぁ、そういうことになるかな…(笑)》


日向『そんなん!いってくれたらよかったのに』


莉瑚《だって、日向男に興味ないしうちが話しても面白くないやろし。》


日向『自分の事はいいけど、りっちゃんのことは知りたいよ!』


莉瑚《ごめんごめん。でもいつか日向にも好きな人ができて、日向がうちに話してくれるときにうちもって決めてた。だから、それまで聖くんにも気持ちは伝えへんって。》


日向『じゃあ、私が好きな人がずっとできてなかったら、りっちゃんの気持ちも伝えんままやったってこと…?』


莉瑚《まぁ、そういうこと?》


日向『そんなんあかんよ!』


莉瑚《でも今、日向には好きな人がおる。うちにも言うてくれた。だからそれでいい!うちも頑張る!》


やるぞと言わんばかりに張り切っていた。


りっちゃんの言葉で私も頑張ろうと思った。
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