シュガー•ラブ
おっとその前に逃げなきゃ。
私は瑞稀のあとをついて行くようにトイレに逃げた。
ひゃ〜〜〜!
危なかったー。
なんかすごい怒ってたな、翔太。
なんでか知らないけど。
とりあえず今は近づいたら危険だ。
「あ!桃おかえりー!」
教室に戻ると春が手を振った。
翔太は…よしいない。
ヤツの存在を確認してから席につく
春もさっきは大人しそうだったけど、もう慣れたのか、明るくなった。
もーかわいいなぁ。
「桃って部活入ってたんだね!
なんの部活?」
春がキラキラ目を輝かせて言った。
まぶしいっ
このキラキラ光線に耐えながら答える。
「マネージャーだよ、野球部の」
「え!そうなの?マネージャーって大変そう…。でもすごい!」
「そ、そう?」
私は去年知り合いの先輩に誘われて野球部に入部した。
先輩マネージャーは美人で清楚でいい人だった。
2つ年上だからもう卒業しちゃったけど。