キミじゃなきゃダメなんだ
「このチャンスを逃したら、あんた一生独身よ。覚悟なさい」
「ええっ...」
「顔よし頭よし性格よし!この三拍子そろってんのよ!こんないい人この先絶対現れないから!絶対!」
ひどい言われようだ。
だけど、顔に関しては素直に頷ける。
あんなイケメン、そうそういない。
しかも何故かはわからないけど、私のことを好きだと言ってくれた。
この機会を逃したら、もしかしてホントにヤバいんじゃ....
「チョコちゃん...あんまりマルを脅しちゃダメだよぉ」
「でも、里菜もそう思うでしょ?あんないい人フるなんて、もったいない!」
「そ、それは思います。...ハイ」
普段あんまり喋らないチョコちゃんが、こんなに熱弁してくれてる。
これは...行かなきゃいけないのでは!?