I先輩
 


「あ。」

「…………っ!?」



なんで雑誌にブックカバーなんてかけてるのか不思議に思ってたけど…

理由がわかった。


落ちている雑誌には水着姿の女の人が写ってた

しかもかなりの巨乳…



「いや…これはカズので…っ」



先輩は床に落ちてる雑誌をそっと拾ってとじた。



「ははははは」

「最っっっ低です!!!」



わたしは顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。



「気持ち悪い!!スケベ!!えっち!!変態!!!」

「なにもそこまで…」

「先輩は…なんでわたしなんか部に誘ったんですか?」

「え?」



わたしは気になっていたことを聞いてみた。



「巨乳でもないのに…」

「いやそれ関係ねーだろ」



―ガラッ



その時勢いよくドアが開いた。



「それは!!!ことりちゃんがくまさんのパンツをはいていたからだ!!!!」

「……………」



大声でカズ先輩が
叫んだ声が廊下に響いた。



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