「好き」を乗せた紙ヒコーキ
家の前で自転車をおり、柵の前にいる2人に声をかける。
「あの〜。うちに何か用ですか?」
2人は同時に振り返り、急に話しかけられたことに驚いていた。
わっ……
二人ともすごく顔が綺麗…
お父さんの方は、渋くて、あごひげがある。
でも優しそうな顔でやっぱり髪はふわふわしていた。
あたしと同い年くらいの男の子は、目がぱっちりしてて、鼻が高くて、美少年。
顔も白いし、髪は真っ黒でストレート。
少し長めの髪は耳にかけてあり、前髪は邪魔そうだった。
「ここの家の子?」
お父さんの方にそう聞かれ、コクリと頷く。
低めのトーンで、でも優しい声。
「あ、僕たち隣に新しく引っ越してきて、今からこの家に挨拶しに行こうと思ってたんだ」
やっぱりそうだったんだ!
そういう事なら、ママ呼んで来ないと!
「あっ、じゃあ、ママ呼んできますね!」
あたしはそう言って、庭に自転車をとめると家の中に飛び込んでいった。