幼馴染み~初恋物語~
龍聖はカーテンの中で、誰からも見えていない事を確認すると、櫻の顎を指で持ち上げて上向かせた。

「家に行ってもいいけど、俺の女だって事は忘れるなっ!!いいな?」

「はい…………」

龍聖は、櫻の顔まで10センチほどの距離で冷たい視線を向けている。

このままだとキスされるかも…………

キスを断ったら、和樹君が怪我をするかも知れない…………

学校でキスなんていや…………

誰かに見られるかも知れないし…………

和樹君には絶対に知られたくない…………

誰かに見られるかも知れない不安と、和樹への罪悪感でいっぱいの櫻を見つめている龍聖の目に力がこもる。

「声を出すなよ…………クラスの奴にバレるから…………」

「はい……………………………………?えっ…………?」

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