幼馴染み~初恋物語~
急流滑りから降りてくると、必ず絶叫している写真が売られている。

「和樹君っ!!見て?」

「櫻は楽しそうだな?俺、顔が引き吊ってるし…………」

「記念に1枚買って行きたいな~?」

櫻にとって、和樹と一緒に写っている写真はどんなものでも宝物。

こんな絶叫マシンの写真でも欲しかった。

「じゃあ1枚だけ買おっか?」

「うんっ!!」

和樹がお金を出そうとしたが、櫻が先にお金を店員さんに渡した。

「和樹君は出さなくていいよ?その代わり、この写真は私の部屋に飾らせて?」

「わかった。何年後かに修学旅行の事を話す日がくるんだろうな?こういう写真って」

「うんっ!!和樹君がおじいちゃんになった時に、またこの写真を見せてあげるね?」

「そんな先まで写真って残るのか?白黒になったりするんじゃねぇの?」

「白黒になったりしないよーっ!!」

そんな話題で笑う二人。

和樹も櫻と同様に、二人でずっと一緒にいられると思っていた。

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