残念御曹司の恋
プロポーズは成功しても、すぐには司紗を連れて帰れなかった。
元来真面目な司紗が、契約期間の途中で仕事を辞めるなんて、出来る訳がない。
結局、職場と話し合って、後任が見つかって仕事を引き継ぐまでは今の仕事を続けて、この街で暮らすことにすると言う。
というわけで、俺は時間を見つけては彼女の部屋に通っている状態だ。
もちろん、彼女が東京に住んでいる方が会える時間は多くなるのだが、俺は密かにこの状態を楽しんでいた。
お互いにずっと実家暮らしだった俺たちが、社会人になってから会うのはもっぱらホテルばかりで。
会っても、ほとんどセックスするだけだった。
だから、この部屋で過ごす時間はとびきり新鮮で、心地良い。
司紗は料理も上手で、俺が来るときには必ず用意してくれる食事は、どれも旨い。
普通の恋人同士なら、当然手に出来ていただろうものを、今更ながらに手に入れて、それを堪能している状態だ。
だから、どんなにスケジュールがきつくても、どんなに疲れていても、出来るだけ彼女の元に‘’帰る‘’ことにしている。
要するに、今、俺は恋人の家で甘い時間を過ごすことに、完全にハマっている訳だ。
元来真面目な司紗が、契約期間の途中で仕事を辞めるなんて、出来る訳がない。
結局、職場と話し合って、後任が見つかって仕事を引き継ぐまでは今の仕事を続けて、この街で暮らすことにすると言う。
というわけで、俺は時間を見つけては彼女の部屋に通っている状態だ。
もちろん、彼女が東京に住んでいる方が会える時間は多くなるのだが、俺は密かにこの状態を楽しんでいた。
お互いにずっと実家暮らしだった俺たちが、社会人になってから会うのはもっぱらホテルばかりで。
会っても、ほとんどセックスするだけだった。
だから、この部屋で過ごす時間はとびきり新鮮で、心地良い。
司紗は料理も上手で、俺が来るときには必ず用意してくれる食事は、どれも旨い。
普通の恋人同士なら、当然手に出来ていただろうものを、今更ながらに手に入れて、それを堪能している状態だ。
だから、どんなにスケジュールがきつくても、どんなに疲れていても、出来るだけ彼女の元に‘’帰る‘’ことにしている。
要するに、今、俺は恋人の家で甘い時間を過ごすことに、完全にハマっている訳だ。