甘い彼らと秘密の同居
「え??そんなに知っとかなきゃまずい感じなの??」

「まずいってゆーかみんな知ってるわよあの四人の事っ!学校ではプリンス四天王って呼ばれるほど有名なんだから」

「そうだったの??私そんな事全然聞いたことなかったけど」

はははっと笑う私に愛実ちゃんは呆れ気味

まあ同じクラスだから山崎くんの事はまだ知ってたけどあとの3人は違うクラスだから知らなくても当然だよね!!

そんなこんなで学校へ着いた私達は席に着いて雑談していた

そんな時に...
ガラガラッ

教室の扉が開き先生がやってきたので私達は席に着いた

またボーッとしている授業中
どこからか四角い紙が投げられた

「え?」

少し怪しみながらも開けてみると

[昨日はごめん.あんなにキレると思わなかった.もうあんな事しねーから.ほんとごめんな]

え?これってまさか山崎くんから???
あのクールで意地悪の山崎くんから???
ふいに山崎くんの方を見てみると少し顔を赤くして口パクでごめんと言ってそっぽを向いてしまった

なんだ...案外優しいのかも
あ!お弁当ちゃんと忘れず持ってきたのかな

私はノートの切れ端を破り
[いいよ!私も叩いちゃってごめんね!
お弁当作っておいたけど分かった??]

と書いて山崎くんの方へ投げた
...
と思ったけど届いた先は愛実ちゃんの元だった
紙を開いた愛実ちゃんはポカンとした口をしながらこちらを見てきたので小さく山崎くんの方に指を指した

私はどれだけノーコンだよ...
そうつくづく思いながらも愛実ちゃんが山崎くんに手紙を渡しながら何かを言っていた
山崎くんはこちらをチラッと見て愛実ちゃんと話しながらプッと笑ってきた

ドキッ
不覚にもかっこいいと思ってしまいおもわず顔を下に向けてその授業は終わった

なんでドキッとなんかしたんだろ...うん、きっと初めて笑ったから驚いただけだ!!そうだそうだ!
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