彼があたしを抱くとき

廃船の陰、そこは陽だまりで、風も吹きつけない。

はげかかったペンキが小さな破片となって、
砂の上に落ちるのが、おもしろくて、
指先でこすり落とす。


< 172 / 363 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop