彼があたしを抱くとき

「俺もなぁ、中尾と一緒の高校受ければよかったよ。入試は点がよかったんだ。自由でいいよな、お前ンとこ。高校、やになってきた」

「授業なんて惰性で受けるものなんだって、先輩がいってた」

「そうだな」

カモメが頭上を飛んでいった。

海の色も空の色も空気の色も明るかった。


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