彼があたしを抱くとき

世界中の女たちの生理の血をあつめたら、こんなに暗い海ができるだろう。

呪いにみちた波音を、上げるだろう。

下降をしいられる意識。

生理の生ぐさいにおいの中へ。

母は驚いているのだ、あたしが女だったことに。

あたしも、母が女だったことに驚いていた。


< 359 / 363 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop