俺様富豪と甘く危険な恋
「その傷は縫わないといけません」


そこへダニエルが呼んだ香港警察の警官が到着した。

ダニエルをその場に残し、蓮とボディーガードは病院へ向かった。



治療中、着ているスーツとほぼ同じ色味の替えを用意したダニエルがやって来た。


「さすがだな」

「その姿では驚かせてしまいますから」

「ああ……このことは内緒にしてくれ」


治療を終え、真新しいワイシャツに袖を通し、スーツを替えると病院を後にした。



その頃、栞南は部屋のベッドで膝を抱えて座っていた。

20時過ぎ、ダニエルから帰宅は21時近くになると連絡が入った。先に食事をしていてほしいと。

自分の手料理を蓮と一緒に食べたいと待っているが、ダニエルの言った時間を過ぎていた。

なにかあったのかと心配もしていたが、もしかして女性が?とも思ってしまう。

22時を過ぎて部屋のドアを開けていた栞南は男性の声に気づいた。

蓮が帰ってきたのだ。


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