俺様富豪と甘く危険な恋
流れるような英語の文面で何が書かれてあるのか栞南にはわからないが、一番下に「ソフィア」と名前が書かれてあるのはわかった。
(女性から……)
花束の前でぼんやり突っ立っている栞南からトニーはそそくさと去っていく。
(リッツ・カールトンのレストランでエスコートをしていたあの美しい女性……?)
栞南は考えると気が滅入りはじめた。
部屋に戻り、なんとなくパソコンを開いたところでドアがノックされた。
「はい?」
返事をしたところで、ドアが開いた。姿を見せたのは驚くことに蓮だった。
今朝出て行った時のままのスーツ姿。
まだ14時を回ったところで、こんなに早く帰ってきたのは具合が悪いのではないのだろうかと、栞南は急いで蓮に駆け寄る。
「朝日奈さん、具合が悪いんですね?」
見たところ、蓮の表情はなんら変わりないが、顔に出さないようにしているのかもしれない。
「いや、大丈夫だ」
「じゃあどうして……? あ、また会社に戻るんですね?」
必要な書類を取りに来たのかもしれない。ただ、その場合誰かに取りに来させそうだが。
(女性から……)
花束の前でぼんやり突っ立っている栞南からトニーはそそくさと去っていく。
(リッツ・カールトンのレストランでエスコートをしていたあの美しい女性……?)
栞南は考えると気が滅入りはじめた。
部屋に戻り、なんとなくパソコンを開いたところでドアがノックされた。
「はい?」
返事をしたところで、ドアが開いた。姿を見せたのは驚くことに蓮だった。
今朝出て行った時のままのスーツ姿。
まだ14時を回ったところで、こんなに早く帰ってきたのは具合が悪いのではないのだろうかと、栞南は急いで蓮に駆け寄る。
「朝日奈さん、具合が悪いんですね?」
見たところ、蓮の表情はなんら変わりないが、顔に出さないようにしているのかもしれない。
「いや、大丈夫だ」
「じゃあどうして……? あ、また会社に戻るんですね?」
必要な書類を取りに来たのかもしれない。ただ、その場合誰かに取りに来させそうだが。