あたし、ぶりっ子始めます




結城もあたしの隣の自分の席に座る。

結城とは、教室では話さない。
結城と話しちゃうと、素が出ちゃうからダメなんだよね。


「室田さん。」


荷物を片付けていると、女子3人組に声をかけられる。


「なにぃ〜?」


ぶりっ子を演じているのは、口外しないでくれと、この前の子たちには話したから、内緒でいてくれてる。

まあ話したというよりは、脅した感じになったけど…。


「ちょっと来てくれる?」


「うん、いいよぉ。」



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