キングとナイト
悲しそうに言う魅夜。

それを見て、魅夜の親父さんは、

「それは違う」

ハッキリとそう呟いた。

「…えっ?」

魅夜の親父さんは、魅夜に近寄り、話し出した。

「どう接していいか、解らなかった。真奈が死んだのはお前の、魅夜のせいじゃない。だが、自分のせいだと思っているお前にどんな言葉をかけていいか解らなかった」

「父さん……」

「だから、決してお前を憎んでなんかいないよ」

そう話す魅夜の親父さんの顔には初めて見る、優しそうな微笑みがあった。


泣き出した魅夜を優しく抱きしめ魅夜の親父さん。

この二人の間の誤解が解けた瞬間だった。


〜零Side 完〜
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