マルボロ・ヒーロー

「……っ、」



自分の心拍数が

跳ね上がるのがわかった。




ーーー うそ、だろ


何で?




『ヒーロー!デビルマンをやっつけてくれ!』


サクの言葉も 子供たちの歓声も
俺の耳に届くはずなかった。



照れと緊張が入り混じったような顔で
彼女はジッとこちらを見ている。

『正義のヒーロー』としての俺を。
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