マルボロ・ヒーロー

「だーっ、タカさん!やっぱりここにいた!」


誰かが駆け込んできた気配を、背中で感じた。


「もうアンコールかかってるんすよ!早く来て……って、」


俺の顔を覗き込んだサクの表情が固まる。



「泣いてるんすか?」


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