アイスクリームの美味しい食し方
「あの、もうちょっと一緒にいたい…な。」

私は、新から離れなかった。


「チカ?」


ひっ!!
あの冷たい笑顔が新に降臨していた。


「お母さんとの約束。
でしょう?
学校はちゃんと卒業する!」


「ひっ。新怒ってる!」

「そりゃ怒ります。
ただでさえ、勉強遅れてるのに、
サボるなんて許しません!」

「ぎゃー!やだー!
ごめんなさいー!!」

私は新にほっぺを引っ張られ、
担がれて屋上を出させらた。


「ちょっ…これだけ、
これだけ聞いたらちゃんといく!」

私は、新に抗議した。


「私、新の彼女になれる?」
私は目をぎゅっと瞑った。

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