アイスクリームの美味しい食し方
がばっ。


私は勢いよく起き上がった。

「…!」


あっ…頭いったあああ!

しかも、なんかぐらんぐらんする。


それに…



「ここ、どこ…」


清潔なシーツの感触に
動揺した。


「…え」

隣には美しすぎる身体が
横たわっていた。

頬には涙のあとが
ついていた。

その姿も絵画のように美しい。

私は、切なくも美しい女神を
この目で見た。

あぁ、そっか。

私、見惚れたんだ。
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