アイスクリームの美味しい食し方

美人で優しくて、
本当に可愛い子だ。

学校でもモテてるんだろうな。

「ふんふん。ってことは、
こっちもこの公式でよかったってこと？」

「そうよ。でも、ここに気づかなきゃ
それも見えないし、
必ず、どんな問題も試してみることね。」

私が分かる問題でよかったー。

「うん。ありがとう。
やっぱりお姉ちゃんに聞いてよかった！」

美結ちゃんは、
私を見て笑った。

「ううん。またいつでも言って。」

私も美結ちゃんを見て笑った。

美結ちゃんは頷いて、
教科書を閉じた。

「わ、私も
ずっとお姉ちゃんにいてほし…い…な。」

下を向いたまま
美結ちゃんはぽそっと言った。

「…あ。うん。ありがとう。

嬉しい。嬉しいよ。」

私は曖昧に答えた。