キミの瞳に恋してる ~運命の人は鬼上司!?~


初めて会った時は、いきなり怒られた。

毎日怖くて怖くて、だけど負けるのが嫌で屁理屈をこねたりして。

全然使えない部下だった私を、教育して見守ってくれた。



失敗してもいいんだって言ってくれた時。

椅子から落ちたところを、助けてくれた時。

セクハラや嫌がらせから、守ってくれた時。

つきあってほしいって、言ってくれた時。

駅の近くで、キスをした時。

家まで来て、逃げた私を追いかけてくれた時。

家族の前で、私を褒めてくれた時。



私は何度も何度も、恋に落ちたの。

すとんって、私の心の深いところに、俊は何度も飛び込んできたんだよ。

その明るい茶色の瞳で、私を見つめながら。


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