名は愛をあらわすっ!?
我に返ると、私は右手を天井に向かって何か掴もうとしていた。
どうやら、自分の世界に入っていたようだ。
「ゴホン、だ、大丈夫よ。」
私とした事が心を乱してしまった。
「お茶、美味しいですね。」
そうだ。
飛鳥ちゃんが何しに来たのか探ってたんだ。
この笑顔に騙されちゃダメだ。
「明日香さんって面白い人ですね!」
そう、この笑顔に男子どもは騙されても、私は騙されてはいけない。
ん?
騙される?
私を騙して。
良一を奪おうとしているの?
「明日香さん?」
私は1人、失恋の奥深くを彷徨う事になるの?
そんなのイヤ。
「明日香さん?」
飛鳥ちゃんに勝てない事ぐらい分かってる。
「明日香さん、また何かありました?」
だけど、せめて幼馴染のままでも会わせて。
「明日香さんってば!」
「私の良一を奪わないでぇ~!!」