今日は運転手で

「それより、もしかしたら、ああいうとこで、普通に買い物しちゃう、周防さんみたいな人種が怖いかも。あたしと、違いすぎる」

周防が、何かを言い返そうとして、息を吸い込んだ。

なのに、一瞬、黙るのが遅くて、邪魔をしてしまう。

「母、何で、周防さんは候補にしなかったんだろうね」

周防は、はっとする。

それで、明らかに、今、言いかけたことを飲み込んだ。

代わりに、

「・・・母好みの見た目じゃないからね、オレは。おまけに年も食ってるし」

「28でしょ?」

お母さんの好みって、もっと若いでしょう?オレがものすごく可愛くて、好みのツボだったら、許せるかもしれないけど・・・違うし」

違う、よな。

可愛い、ではない。

あのヒトは、薄っぺらな好みだから、少年の域を出ないオトコノコしか好まない。

・・・ようするに、ロリコンなんだな、きっと。

「でも、もし、オレも候補で、お見合いしてたら・・・キヨシ、速攻でふっただろ?」

あたしの目は見開いた。

何て、的確にものを見てるんだろう、このヒトは。

そうだよ、そうなんだ。

ぱっと見で、気に入るわけないんだよ、このヒトを。


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