桜龍~青龍の騎士~
…──

「り、遼…終わった。」

遼「おぉ!!可愛いっ」

僕が着せられたのは…メイド服だ。

「これ、借り物競争じゃないだろ…」

遼「スペシャルだからな☆んなことより、ヅラ取れよ。」

「はぁ!?」

遼「ここまで来たなら完璧に…(ニヤッ」

「うっ…はあ」

ズルッ←おい音……

「…これでいいのか?」

遼「よしっ、結んでやる。」

「え…」

遼「まあ、座れ。」

ちょこんっ…。

遼「…さらさらだな…」

「そー?」

遼「俺、結ぶの上手くなったと思わね?」

「はは、僕が小さい頃は下手だったもんな(笑)」

遼「うるせー」

「んっ…くすぐったいー」

遼「あー、あとちょっとで終わるから!!」

「ん~」

遼「…出来た!!」

「おぉ!!」

遼は僕に2つ結びをしてくれた。

「…もう10分も経ってんじゃん…(笑)」

遼「大丈夫だ!!グラウンドに戻るとき…──」

「は、はあ!?い、イヤだぁ!!」

遼「やるよな?」

「うっ…はいぃ…」

遼「よし、行くべ」

イヤだぁー行きたくない!!

そんな願いは叶わず。

遼「はい、マイクあるからな☆」

「マイクぅ!?」

遼「3・2・1どうぞ!!」

ホントにやるの!?

「っ…お、お待たせいたしました。
おかえりなさいませ、ご主人様…っ///」

……沈黙!?

全員「「「うぉぉぉぉぉぉ!!」」」

ビクッ

遼「(ニヤニヤ」

ムカつく~

「もうイヤだぁ~!!」

遼「さて、次は理事長スペシャル☆
可愛いメイドさん、桜ちゃんを捕まえろ☆」

「おいっ!?名前…ってなんだそれ!!」

遼「制限時間は30分、青龍は全力で桜を守ってやれ~」

「遼っ!!」

遼「大丈夫だって、心配するな。」

いや、不安だらけじゃぁぁ!
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