クールを演じる私【後編】

紫苑「璃流蘭?」

璃流蘭「何の用だ?」

紫苑「お礼を言いたくて。」

お礼?
なんかしたっけ?

璃流蘭「お礼を言われるようなことをした覚えはない。」

紫苑「自分を犠牲にしてまで俺を助けてくれた。」

あー。
あのことか。

璃流蘭「桜蓮花に居たものを助けるのは私の使命だからな。」

紫苑「おかげで紫乃とも仲良くやってるよ。」

璃流蘭「それは、よかった。」

紫苑「相変わらずのクールだな。これじゃあ、北龍も大変だな。」

なんで、北斗の名前?

璃流蘭「なんで、北斗のことを?」

紫苑「有名だけどな。aquaと北龍は許婚って。倫太郎さん、流以さん、南斗(みなと)さん、真那さんは幼なじみ同士で子供を産んだら、必ず許婚にするって噂されてたし。」

なるほど…。

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