クールを演じる私【後編】
《愛里紗SIDE》
紫苑。
リーリーと話せたのね。
璃流蘭「愛里紗。隠れきれてない。」
バレバレだったのね。
愛里紗「リーリー。北斗の気持ち考えてあげなよ。」
璃流蘭「相変わらず、話が噛み合わない。」
愛里紗「一ヶ月の間、抜け殻だったんだから。」
もう、あれは魂が抜けてたと言ってもおかしくない。
璃流蘭「興味ない。私は強い相手にしか興味がないから。」
それは、知ってる。
私が、桜蓮花にいる時、総長よりも強かったわけだし。
愛里紗「北斗もかわいそうだよね。リーリーの事、ずっと待ってたのにこんなにも相手にされないなんて。」