(完)何でもできる子vs何もできない子



朝、いつも通りに遅刻しそうになりながら




起きた。




ご飯を適当に食べて準備をして家を出た。




それで、電車に乗って学校について、




普通に授業を受けて、




ここまでは普段と何も変わらなかった。





変わったのはここから。









いつもお弁当を食べながら仲良し3人で

ガールズトークをする。




ちなみに仲良し3人は、





今話してる私、ユイ





私と正反対の子の、リホ





お姉さんって感じでサバサバしてる、アイカ







の高校一年生の3人。

高校に入ってからみんな仲良くなったの。








それで、話に戻ると









「ねぇ、好きな人だれ?」



ってアイカが私の方を向いて笑顔で聞いてきた。




「私も知りたい」


ってリホも言うから言わざるおえなくなった。





私は、もちろん好きな人がいる。

この年代だしそんなに珍しくわない。





だから、この二人ならいいやって


正直に言った。







「…王子様なの……」






二人が止まったように見えた。




たぶん、あれは驚いていたと思う。






王子様と両思いになるのは難しいって思って


いるけど、



そんなに驚くのかな?







すると、アイカが口を開いた。


「あの、学園の王子様だよね?」




「う、うん。


そうだよ」




私は、戸惑いながらも答えた。













< 3 / 87 >

この作品をシェア

pagetop