キミの心に届くまで


今までいざこざに巻き込まれたことはなかったけど、こんな時に思うのは女子ってやっぱり怖いよねってこと。



裏表が激しくて、男の前で態度が激変する女子はなんとなく苦手。



気が合いそうにもないし、話も合わなさそう。



「陽良、行こっ」



アリスさんの声が聞こえていたのか、すずがあたしの腕を両手でギュッと握った。


そして、彼女をキッと睨み付けて小さな体でグイグイ引っ張る。



「あたしは何があっても陽良の味方だからね!」



「あ、ありがとう」



すずの言葉に胸が熱くなった。



「すずさえいてくれたら、それでいいよ」



だって、親友ってこんなにも温かい。


< 229 / 374 >

この作品をシェア

pagetop