キミの心に届くまで
今までいざこざに巻き込まれたことはなかったけど、こんな時に思うのは女子ってやっぱり怖いよねってこと。
裏表が激しくて、男の前で態度が激変する女子はなんとなく苦手。
気が合いそうにもないし、話も合わなさそう。
「陽良、行こっ」
アリスさんの声が聞こえていたのか、すずがあたしの腕を両手でギュッと握った。
そして、彼女をキッと睨み付けて小さな体でグイグイ引っ張る。
「あたしは何があっても陽良の味方だからね!」
「あ、ありがとう」
すずの言葉に胸が熱くなった。
「すずさえいてくれたら、それでいいよ」
だって、親友ってこんなにも温かい。