ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。


あたしらが入った時、もうすでにほとんどの人がきていた。


「おおー!ちょー可愛い子じゃん!」


「やべっ。これマジで行こ。」


なんか、いろいろ聞こえる。



てか、酒臭い。


もう飲んでるんだ………



「嘘………雅也君………?」



「え?仁香、どした?」


仁香の目線の先を見ると、気まずそうな顔をしているイケメンが。


なるほど。あれが雅也君か。


って、なんで合コンなんて来てんの?


ま、あたしも仁香のこと誘っちゃったけど。



「ごめんっ……私、やっぱり帰るね。」



「え、待って仁香……」



あたしが呼び止めた時、仁香はすでに部屋から出ていた。

< 28 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop