ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。
嫌な感じのまま、合コンが始まった。
あたしの隣は雅也。
気まずすぎる。
みんなが歌っているのを聞いていると、
雅也が話しかけてきた。
「ねぇ、千鶴ちゃんって、仁香と仲いいんだよね?」
「はい。 あの、なんでここに?」
ずっと思っていたことを聞いてみた。
「……仁香が来るって聞いたから。」
「え?どうして?」
「最近、話せてなくて。
なんか避けられちゃってて……ごめんね。情けないとこ見せちゃって。」
「いえ。あたしは全然構いませんけど…」
「てか、タメ語でいいよ。」
そう言うと、雅也はあたしの太ももに手を置いてきた。
「え。ちょっと、雅也さん。」
「雅也って言って。」
「嫌です。 仁香の彼氏だから。」
「………もう、いいんだよ。仁香のことは。」
「………全然良くない。」
「え? それよりもさ、結構俺と千鶴ちゃん、お似合いだと思うんだけど。」
雅也が足を絡めてきた。