ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。



そんなことを思っていたら、里原が唇を離した。



「お前……本当に可愛いな。
全部食っちゃうのはもったいねぇから、
今日はこれくらいにしとくわ。」



里原はニッと笑った。



「好きだよ。千鶴……」


そういって、抱きしめてくれた。


あたしもそれに返事をするように、里原の背中に手を回した。



「あたしも、里原のこと好きだよ……」



なんか、千鶴って言われるとドキドキする。



「なぁ、お前も里原じゃなくて瑠衣って呼べよ。」



「えっ、でも……恥ずかしいし////」



「えー。じゃあ襲っちゃおうかな。」



な、なんだと?!



「る、瑠衣っ」



「……うん。ちょっと照れるけど、今日からそれで呼べよ。」



「わかった。でも、襲うのは禁止ね!」



「ははっ。わかったよ。」



瑠衣の優しい笑顔に、癒された。

< 56 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop