男装ホスト★


「初めてなんで演技出来ませーんなんて言ってたらすぐ使って貰えなくなるわよ」

「そうですよね…失礼しました」


ゆうきは淳子に謝った。

追加したオツマミが運ばれてきて、淳子とゆうきとヘルプのキャストで暫く盛り上がっていた。






「…ミリア、ミリア。ダメね…すっかり寝てしまったわ」

淳子はお会計を済ませてもまだ寝ている娘を見てどうしようか悩んだ。私が今抱えている状態である。


「…申し訳ないんだけど、家までこの子を一緒に送ってもらえるかしら?アフター代も出すから」

淳子が私を見上げた。
妙に艶めかしいその仕草に女なのにドキッとさせられた。


…さすが女優。





< 100 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop