光の少女Ⅲ【合成獣編】
2

ドオオン


爆発音が聞こえ、神蘭達の方へ視線を移す。

すると、今ので吹っ飛ばされたのか、地に伏しているのがわかった。


「・・・行こう」


それを見て、もう話している時間はないと思い、花音は声を上げた。

詳しいことは何も話せていないが、もうやるしかなかった。

このままのんびりしていて、神蘭達を失うわけにはいかないのだから、皆のことを信じるしかなかった。


「「「神蘭様!」」」

「!!」


駆け寄っていく千歳、星華、昴に神蘭が目を見開く。


「お前達、何故出てきた!?こいつは、私達が・・・」

「・・・無理よ。貴女達だけじゃ・・・」


神蘭の言葉を神麗が遮る。


「なっ!?」

「別に貴女達が弱いわけじゃない。ただ、今回は相手が悪いわ。・・・さっきの[彼]の言葉を借りるなら、最上級クラスの魔族に匹敵するくらいの力を持っている。下手すれば、窮姫達以上の力を・・・。だから、[彼]も貴方に戻ったのでしょう?」


最後の一言だけ風夜に向けた神麗に、彼は頷く。


「そうらしいな。まだ、俺のままでいた方が受ける影響は少ないみたいだ」


そう言いながらも、風夜は元研究者の男が放っている魔力に当てられている様子の沙羅と黄牙を見ていた。
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