LEGEND GIRL 1
そして、私たちと、入れ違いに一人の男がホテルにやってきた。
ウィーン
??「すみません。この部屋に行きたいんですけど…」
受付「ご予約の方ですか?」
??「いえ、予約はしていません。」
受付「わかりました。どちらのお部屋でしょうか?」
??「一番上の最上階の部屋です。」
受付「…申し訳ございません、お客様。最上階の部屋は当ホテルのオーナーの許可がないと入れないようになっておりまして…」
??「あぁ、そうなんですか…。オーナーの許可がおりることがらない限り部屋には入れないんですよね?」
受付「はい…。あの部屋は、オーナーの許可がおりた人か、オーナー本人しか入ることが許されておりません。」
??「そっか…。…そのオーナーはよくくるの?あの部屋に…」
受付「はい、よくいらしているようですが…。あの、どのようなご用件で…」
??「あ。あぁ、失礼、ちょっと、オーナーとは、知り合いでね。今日は、ちょっと、その部屋に行きたい気分だったんで来てみたんだ…」
受付「…あの、もしかして…
あなたがーー…」
受付の人が、名前を言うと、男は軽く頷き、受付の人にまた来るとだけいって帰っていった…