私にとっては奪うことが全てで奪われるなんて考えられないわけで。


なにが本当でなにが嘘かなんてわからない。けど、私の友達だっていうやつは友達じゃなかった。
自分でいうのもあれだけど、顔立ちは整っていた。身長は160cm。体重は47kg。スタイルも悪くはなかった。それを立証するように周りには男がわんさかいた。
女の子はそれを利用し、目当ての男がいると私に頼ってきた。
私はその度キューピットになり、くっつけていった。そのうち私は神社のように拝まれるようになった。
けど、ある1人。たった1人だけは私の手に終えないやつがいた。
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