ミーハー女子のお姫様事情
「ふー、着いた着いた。何飲もうかなー」
走って数十秒。
直ぐに自動販売機にたどり着けた事に少し感動しながらジュースを選ぶ。
炭酸…は、佐久間にまた振られたら困るしなあ。
イチゴミルク…は、甘ったるいし喉渇いてる時に適さないし。
……んー。レモンティーにしよう。
そこまで決めたところで、財布から小銭を出して入れる。
ボタンを押せばガタンと下にレモンティーが落ちる音がする。
屈んでレモンティーを取り、
走って帰ろうとしたところで。
「っあぁぁぁぁあぁあ!!俺のレモンティーがあぁ!!」
「っ、?」
耳を劈く悲鳴が。
…なんか聴いたことのある声。
振り返り悲鳴の方向に目を向ける。