ミーハー女子のお姫様事情
佐久間への怒りが消えないまま席に着く。……私の後ろの席が佐久間何だけど。チッ。
まあ、私には心のオアシスがあるし。
「凛ちゃん!おはよーっ!」
前の席に座る私の親友、網走 凛(アバシリ リン)ちゃん。
黒髪美人さんなの!
「ごきげんよう、梓さん」
「うん!あ、この後にイケメン鑑賞に行くから凛ちゃんも行こうねっ」
「うふふ、楽しみですわね!今日はレアな日ですし。」
凛ちゃんは網走財閥のお嬢様。
大和撫子で大人しそうな見た目に反してわたしと同じ、イケメン大好き女子なのだ。
凛ちゃんと楽しくお喋りしていると、後ろから髪の毛が引っ張られ頭皮に刺激が。
「ちょっと!私と凛ちゃんのガールズトーク邪魔しないでよ!」
「なーにがガールズトークだよ。イケメンストーカートークの間違いだろ」
「失礼な!れっきとしたガールズトークですうぅぅう!」