元姫は記憶を消したⅠ


それからは、幹部室で皆でトランプしたり
下に行って皆でケンカ大会したり
とっても楽しかった
こんなに楽しいの初めてだった


本当に楽しい毎日だった。



そんな時、私の携帯に電話が掛ってきた
相手はあの病院でお世話になったオジ…大地だった。


美「珍しいですね。大地さんから電話なんて…」
大(そうだなぁ…あっ美生、学校行け。」
美「はっ?どういう事?なんで私が行かないといけない訳!?」
大(学校の名前は…桜川学園だ)
美「其処、何処にあるのよ!…ちょっと!」


それだけ言うと切りやがった

皆が私を心配してきた
大地…また会った時殺す。

多分、今私の目は殺し屋の目になってると思う
なんでって?そりゃあ、皆が怯えてるから



学校は行きたくない
皆は行ってるけど、私は行ってない
行かない理由は…分からない
ただ、何となくだけど怖い。


行った事もないのに怖いって思うのは何でだろう…。


守が、行くだけ行ってみたら?って言うから
仕方なく行く事にした。


…桜川学園か。
何だろう、嫌な予感が私はしたんだ。


美(気のせいだよね…)



だけど、私の予感が当たったんだ


そして、記憶が思いだすなんてこの時の私は思いもしなかったんだ





【完】







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