君だから〜たった一人の君〜

「麗香、って…誰?」


言いづらそうに、目を逸らす亜鶴弥。


まさか…ウソ、やろ…?


「亮の…元、カノ」


時が止まる。


まるで、初めて亮を見たときのように。


「へ、ぇ…」


頭がグルグルして、上手く喋れない。


「あんな、可愛い…子が…」


亮の、元カノ…。


視界が歪んでいく。


「でも、別れたはず…って、亜倖?!」


「…っ、ぅ」


涙が頬を伝う。


「亜倖、落ちつこぉで!?2人はもう別れたんやから!!」

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