咲かない花
家に帰ってすぐに、お風呂に入ることにした私は、鏡に映る自分の姿を見ながら「やっぱり・・」と呟いた。

『茉莉さん・・・』
『ごめん。今夜はもう・・・無理。二宮くん、明日試合でしょ?』
『俺が動かすのは頭だけだし』
『それでもダメ!私、眠いし。もう動けない・・・』
『じゃあ今度も俺が動くから』
『ダメって言ってるでしょ!いい加減寝かせてよ!』

結局、二宮くんは寝かせてくれたけど、「くっついてくれないと寝かせない」と、半ば脅され・・・。

『・・・ちょっと二宮くんっ!』
『はい?』
『酸素・・足りない』
『ごめん!じゃあ・・・これでいい?』
『重たい。もう少し離れて』
『うー・・・・これ以上離れたくない』

って2センチくらいしか離れてくれなかったし!

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