透明ガール

冬華の目線は一点に集中していた。



……?



冬華が見つめていたのは、





ビニール袋だった。



「それ、もしかして…」




「これ買いに行って遅れちゃったの。ごめんね?」



桂木がバックの中から取り出したビニール袋を床に置くと、コツン。という音がした。



なんと、ビニール袋から出てきたのはジャムだった。
< 32 / 112 >

この作品をシェア

pagetop