透明ガール
「朝1番に来たから最終チェックしてたら、ジャム無いじゃん!って思って。今日自転車じゃなかったから走って行ったのに、そこのコンビニ置いてないしさー。本当品揃えわるいよなー」



息が切れて途切れ途切れになりながら、可笑しそうに経緯を話す。





あ。






ーーーーーー空気が変わった。




いつの間にか笑顔が広がり、まるで優しい何かに包まれているようだ。



ついさっきまでの肌を刺す様な空気は無くなっていた。
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