新撰組と狐面
満月の夜、一人の少年が立っていた。

その少年は狐面をしていた。

袴には飛び散り刀からは滴る血。そして足元には死体。

すると、少年は目の前にあった桜の木に登り眠り始めてしまった。

通りかかった浅葱色の羽織をきた男たちは死体を見て驚き、次に目の前にある桜の木に目をやった。

羽織をきた男たちは少年がいることに気付き、眠っている少年に気付かれないように自分達の居場所へ少年を運んだ。


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