Separate Lies♡

ガチャｯ

『星斗発見～～
もぉーこんなとこいたのねっ』


でた…………

屋上の扉をあけて入ってきたのは
星斗の部活の先輩で名前はたしか桜 [ｻｸﾗ]さん

学校でも、かわいいって人気の美人の先輩

そして、“星斗を狙ってる”という噂の陸上部のマネージャーさん


『 今日の、朝練のとき昼に合宿のことで会議するってみんなで話してたでしょ
みんな星斗のこと待ってるから今から、一緒に行きましょ？』


『あぁ…そーいや
そんなこと言ってたかも
桜が、呼びに来てくれなかったらヤバかったわ』

桜…?!
前まで桜さんって言ってたくせにもう呼び捨てになったんだ…


桜さんは私の存在に気づいてるのに何も言ってこないし

挨拶くらいしてくれてもいいのにっ…


『あっ 茉奈ちゃん? だっけ

ごめんねぇ~ ちょっと星斗かりちゃうね 』


私 星斗に話したいことあったのにな.….…


『あ、えっと わかりました。』


『じゃあ星斗早くいこ？』

不安だけど、べつに２人きりな訳じゃないし大丈夫だよね.….…？


『んじゃっ 行ってくるわ 』

『…うん わかった』


桜さんと星斗は、部室のほーに行ってしまった。


私は、星斗と桜さんの後ろ姿を見ていた


桜さんは、
私なんかよりずっと綺麗だし
星斗も
かっこいいし伸長だって高いし

そんな２人が、ならんで歩いている姿は
私と星斗なんかが一緒にいるよりずっとお似合いだ


私は、星斗のことを色々考えながら
しばらく1人屋上でボォーｯとしていた