季節外れの花

本当

「奈緒!ばいばーい!!!」

手をふる。大好きな、友達に。

「ばいばーい!茜!!!」

手をふられる。大好きな、友達に。

それだけで、なんか幸せだって思った。

あれから、二人でなきあって。

お互いの顔をみあって、笑いあった。

奈緒の顔は涙でグシャグシャ。

きっと、私の顔も

あんな感じだったんだと思う。

そのあと、私の今の気持ちを言った。

もう、好きじゃないよって。

少しだけ本当。でも、少しだけ嘘。

きっと、奈緒も気づいてる。

でも、もう新しい自分になるって

決めたから。

傷ついても、前に進む。

新しい自分は強いのかはまだ、

分かんないけど。

自分を好きになってみせる。

『一番、お前がお前を知ってるからな。』

『悩んだ文、その人のこと好きってこと。泣いたぶん幸せになるってこと。』

『それじゃねぇーだろ。お前が言いたいこと。ちゃんと、前見ろ。』

ありがとう。太陽。

いつでも、私は太陽の言葉に

励まされてきたんだよ。
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