ワタシの愛しの剣士様⭐
「え、だめ??」
「却下」
「えええっ!!まーくんが好きに呼んでくれって言ったのに??」
即答され、私はむくれる。
もう、私の中ではまーくんで決まりなんだけど……
「まさか、そんな恥ずかしい呼ばれかたになるとは、思わなかったんだ。違うので、頼む」
背も私よりうんと大きくて、クールな感じなのに、照れるとすっごく、可愛い。顔を赤くするまーくんに、私はまた、悪戯心が、芽生えた。
「ふふっ、まーくん♪もう決定事項なので却下です」
「なっ………」
絶句するまーくんに私は笑ってしまう。
そう、これが、まーくんとのあり得ない奇跡が生んだ出会いだった。